【映画】ヘレディタリー継承🐦👑試写会

毎年「とんでもない映画を観てしまったで賞」があったらノミネートさせたい作品を観ることがあるのですが、間違いなく2018年でノミネートさせたい映画はこの作品でしょう…結構前ですが、試写会に行ってきました🎬ネタバレっぽくなるかもしれないので、まだ見てない方はスルーしてください🙏
祖母の死をきっかけに少しずつ何かに侵食されていく4人の家族を描いています。継承とはなんでしょうか?祖母から受け継がれるものとはなんでしょうか?継承するのは一体誰なのでしょうか?最初から伏線が事細かに張り巡らされていて、終わった後に改めて伏線を回収するために「おかわり!」したくなります。笑。
祖母の事があまり好きじゃなかった。冒頭の葬儀の答辞を読むシーンでそれがわかります。まるで恨み辛み…。母はミニチュアの模型を作る仕事をしています。トレーラーにもありましたが、ミニチュアから現実に切り替わるシーンから始まります。凄いなーと思ったのは実際に家のセットを作って、撮影したというところ。映画を見るとわかるんですが、この家、凄く広いんです…🏠
娘のチャーリー。おばあちゃん子で、祖母にウンと可愛がられていた。同年代の子とは溶け込むのを拒んでいるように見える。ピーナツアレルギー。舌を鳴らすのがクセ。兄に連れられて行ったホームパーティの帰りに物語の転機になる出来事が起こります…🚗
息子のピーターはアレックスウルフ。新鋭と言われてますが、本当に器用だなー!と思います。ジュマンジで根暗なゲームオタクを演じていましたが、今回はマリファナ中毒の学生ー!役者だな…これから出演する作品も楽しみです。ムロツヨシにちょっと似てるって言われてますが、ホクロのせいかな。笑。
今回のストーリーの中で大事なのが「血縁」と「継承」なので、父親が1番この家族で「関係ない外部の人間」になります。妻がおかしくなっていると確信し詰め寄るシーンの結末に思わずビックリ…凄かったです。
一言でホラー映画と言っていいのかわかりませんが、全体的には宗教色が強いオカルトに近いと思います。(ホラー要素はかなり沢山あるんですが)家が広い故に、余白が多いので真っ暗な部屋の隅が映し出されて何かいるように感じる…背後に何かいる…言動や行動にモヤモヤする。嫌な気持ちになるシーンが凄く多く散りばめられています。
監督のアリ・アスターは、本人も公言してるとの事ですがミヒャエル・ハネケが好き。思わず納得しました。ショートフィルムなどの制作はしていたそうですが、実際に長編映画を撮ったのは今回が初めてだそうです。
特に救われるシーンもなく、始まりに向かって終わっていくという感じでしょうか。しかしながら、観終わった後に、何故か幸福感に包まれる作品でした。謎のハッピーエンド。

終わった後に「今まで観たホラー映画で1番怖かった映画はなんでしょうか?」と言うアンケートがありました。この試写会に行く日に、会社の人と話していたのでちょっとびっくりしました。私はやっぱりリングかな~あの頃は凄く怖かったのですが、今観たらそうでもないかもしれません。笑。あとは、昔VHSで見た呪怨です。(映画化する前のやつ)みなさんはどうですか?

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