【映画】東京国際映画祭2018🎞

2018.10.25-11.3

今年も東京国際映画祭に行ってまいりました~年に一度の映画好きのお祭りです。連日、割とお天気もよくて、良い映画祭日和となりました。今回は7本、関連イベントで1本観ました~。私は毎年コンペ作品が楽しみなのですが、今年も本当に良い作品ばかりで面白かったです。相変わらずチケット取りはトレンドに登るくらい酷かったのですが、改善される様子はないかと笑。私は今年は早くて15分くらいで繋がりましたので、幸先だけは良かったです✌️

アジアの三面鏡2018

今回は中国、日本、インドネシアの監督が旅というテーマで作ってました。アジアの三ヶ国の監督が撮るオムニバス映画。日本の監督の作品が1番わかりやすかったかな?
内容としては、果たして便利になるのが幸せなのかって感じで、忙しなく時間が動く日本からやってきた男性(現地で働くサラリーマン)と、ミャンマーでのゆっくりした時間の流れで生きる現地人の女の子の対比がわかりやすかったです。会話が通じないところが不便だったり、また通じないところが良いところであったり。度々ある停電と女の子の家に招かれてご飯を食べるシーンが良かったなぁ。あったかい作品でした。長谷川博巳さんが背が高くてかっこよかった~。ロードショーはそろそろ始まるみたいです。

海だけが知っている

台湾にある島に住む男の子が高雄に出稼ぎに行っている父との心の距離を感じながら、島を愛し、海を愛し、父を愛する話。島の伝統舞踊をクラスのみんなと練習して、高雄で披露するシーンに思わず涙ぐみました。都会から来た先生が上手くいかなくて子供に強く当たったり、島とのジェネレーションギャップを感じる所が上手く出ていて良かった。2年前に撮ったものらしく登壇した主人公の子がおっきくなってました!司会者の人もびっくり。笑。ニコニコしてて、明るくて挨拶も日本語で話してくれて可愛い。祖母役の方は本当にここの島に住んでいる方で、実の孫のように男の子に接して演技したそうです。涙を流しながらお話してくれました。最後に祖母役の方と歌を歌ってくれて、和やかな舞台挨拶でございました~。

詩人

炭鉱工場に勤める詩人の男と、それを献身的に支える妻の話。妻のお陰で有名な詩人に口利きをしてもらって有名になり、その反面妻によって自分のプライドとか立場に苛まれているところがよく出てました。誰からも褒められる妻。いやーー、女って強かだよね。とにかく、すっごーーーーーい良かったです。私が知っている中国映画ってこんな感じだったかな?と余韻に浸りまくってしまいました。本当に良かった。ハッピーエンドでは、ないんだけど、悲しい話でもないような。監督の方は本当に沢山の映画や本を読んだりしているんじゃないかな??? 日本上映して欲しいです。朱亚文さんは映画やバラエティに出てるのを何度か観たことがあったんですが、生で観たら肌が白くてツルツルでめっちゃかっこよくてびっくりしました!この作品に出てくる姿は色男には変わりないのですが、髭面でちょっと色も黒いので、全然違いました!笑。

ホワイトクロウ

ルドルフヌルエフの半生を描いた作品。パリ公演を期に、自分のその先の人生を変える出来事を引き起こすことに。パリ公演でのルームメイトにセルゲイポルーニン本人が本人役で出演してます。結構出ずっぱり!彼の無邪気な姿も見ることができます。エルミタージュで撮影許可が取れたという貴重なシーンも本当に素敵です。パリって本当に絵になるなぁ。過去(バレエを始めて間もない時)と現在切り替わるタイミングが難しいので、今どこの軸にいるんだろうとモヤーっとする時もありましたが、彼が現在に至るまで登り詰める様が上手く描かれていました。強いキャラクターと、美しい街並み。そしてステージでのダンスシーンも必見。監督のレイフファインズは俳優で有名です。ティーチイン付きの上映は大変貴重な時間でした。舞台がソ連の冷戦時代という事もあり、スリリングな場面も多々ありますが、とてもステキな「自由」な作品でした!一般公開は来年です~

ヨルゴスランティスモスー!18世紀初頭のイングランドを舞台にした宮廷ドラマです。女中からのし上がるのを夢見る「アビゲイル」とそれを気に入らない側近の「サラ」そして彼女達に奪い合いされる女王アン。ぶっちゃけるとまさか特別招待でthe favoriteが来るとは思ってなかったんですよ。オタク受けは抜群だと思いますけど。笑。前作の聖なる鹿殺しに比べて割りと見やすいと思います。前作は分かりにくいコメディみたいな感じでしたが、今回も割りと笑えるシーンが多々ありました。女3人の嫉妬の愛憎劇みたいな感じでしたが、それぞれ目的は違っていて、女2人は女王陛下の「お気に入り」の座を奪い合うのですが、最終的に「お気に入り」は所詮「お気に入り」でしかなく…。着地点が同じになるのが良かったです。自然光や蝋燭の光のみで撮影したカットは美しいし、戦争真っ只中のようには思えない贅沢な暮らしっぷりや、悪ふざけにさえ見える貴族の化粧や着飾りも皮肉が込められていました。広角レンズを利用したカメラワークや不穏な音楽も良い!!こちらも上映は来年の2月です。

とにかく今回チケット取りが大変だったのは、ROMAで間違いありません…モノクロのヒューマンドラマ。メキシコで暮らす上流階級家族と住み込みのお手伝いさんのクレオ、複雑な時代を描いた作品。最後は心温まる感じのエンディングでした。キュアロン監督といえばゼログラビティ。この作品もまた、音楽やカットで違う意味で三半規管を鍛えられました。笑。感想を書きたいんだけど、上手く書けないので省きます。終わった後、呆然としてしまったくらい。とにかく良い作品だった。1日4回上映でしかも小さいスクリーだったのが残念でした~!ネトフリ公開になるので、映画館で観ることができてラッキーだったかな。

ryuichi sakamoto CODA

提携イベントも割とあるので、文化庁映画賞の受賞作品上映会に行ってきました。なんと無料!坂本龍一のCODA。序盤は胃がギリギリするシーンが多かったのですが、坂本教授は音の海に浸かりながら、音と共に生きているアーティストなのだと思いました。音を無邪気に集めているシーンがいくつかあって可愛かった。本当は3時間くらいあった尺を短くした方が良いと言われたとか裏話的な話と聞けてよかった。司会の方も文化庁の方だったと思うのですが、スムーズな進行をして頂きQ&Aもたくさんあって良かったです!私は学生時代にテクノポップにハマった影響でYMOを鬼のように聴いていたので、アーティストというかバンドマンみたいな印象が強いんですが、きっと世代が違うと教授がどんな人なのか感じ方も違うんだろうなぁ~。ワールドハピネスでYMOを観たのを思い出しました。あの夜は最高だった…

あとは最終日にフォーラムで平昌オリンピックのクロッシングビヨンドを観て終えました!私はスポーツに興味がないのでそんなに熱く見れませんでしたが、韓国生まれアメリカ育ちのアメリカ人のホッケー選手の話が良かったです。

ヒルズにあったコスメブース

サンプルがもらえたり、新作コスメがお試しできたりしました。ラウンジにあるせいか、ちょっと狭い?セルフテスターできるのは、資生堂だけでした。

ザーッとまとめましたが、去年よりも映画も観れたし、観たかった作品は網羅したのでオッケー!!来年もよろしく!

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